華麗なるオールドノリタケの世界 HomeThe Collection |Topics|

  13th NCS コンベンション Part2
Next >>
<

16日

さて、夕刻の7時からはこのコンベンションの最大のイベントの一つ。フォーマルなBanquetである。
この晩餐会には、20名近い日本人に加え、シアトルの領事館の領事ご夫妻や森村市左衛門男爵の曾孫にあたるご夫妻も招かれ、それぞれ、メッセージをいただく大変華やかな格式のあるものとなった。領事の挨拶の後、デビッド氏からオールドノリタケのベースがプレゼントされ、一層の盛り上がりと和やかな雰囲気に包まれた。食事も一段落したところで、井谷女史から森村組の歴史についての講演があり、今度はアカデミックな空気に包まれた。
晩餐会の会場の片隅には、オールドノリタケの関連書籍が並べてあり、希望者は会を通して購入することができる。幸い小生の本もその中の一つに入っており、購入者の中には夕食後、サインを求めてくるコレクターも少なくなかった。10時過ぎにBanquetは終了し、大変充実した内容の濃い、今回のNCSのコンベンションの成功を象徴するような晩餐会であった。
   
   

 
 
先日、デビッド氏から、今回の日本の参加者に是非伝えてほしい次のようなコメントがあった。
仕事をはじめ、大切な物事をやり繰りし、はるばる日本からこのコンベンションに参加していただいたことに対して大変大変感謝している、という旨の内容である。
I was so happy that so many people from Japan came to the convention.  I know that it is a long way and expensive and that it takes people away from their work and other important things.  So I appreciated their effort to be there so very very very much.  It is something I will never forget.  When you see or email your Noritake friends in Japan, I hope you can let them know this (or maybe there is a way to do this on your website).

いつまでも気配りと気遣いを忘れない素晴らしい人である。
  17日 ライブ オークション

さて、いよいよコンベンションのメインイベントのライブオークションである。初日からコンベンションの会場として使用しているRainier Roomがオークション会場。この名は日系人の間でタコマ富士と呼ばれるMt. Rainierに因んでな名づけられたのもに違いない。ライブオークションは上述したサイレントオークションと違い、出品数も500点を超えるかなりの数である。過去最多と聞いたが、内容的にはスーパーアイテムは残念ながら今年は殆ど見当たらない。ディッシュを中心とした小物が多く、年々グレイドがボリュームダウンしているように見える。競り合って途方もない金額になり、落札者が拍手喝さいを浴びるといったシーンは殆どなかった。朝8時30分からオークション開始時間の9時30分まで、オークション・プレビューといって、自分が落札したいものを品定めできる時間が設けられている。オークションはディスプレイヤーが手にアイテムを持って入札者の中に入って見せてまわり、その間に落札されていく。金額も1000ドルを超えるものが殆どなかったため、多少のオークショナーの不手際もさほど苦にならない。トラブルやクレームもなく淡々と進行していったように思う。出品数が多いため、昼食時間を挟んで延々と夕刻まで続く。
 
   
 


オークションにさほど興味のない家内と息子は、この時間を有効的に使おうと、マリナーズ対ヤンキーズの試合でイチロー観戦にセーフィコ球場へ行こうと思っていたが、あいにく試合はニューヨークで行われていた。そこで、2人は井谷女史らとともにシアトル近郊へ観光に。チョコレート工場を見学の後、テレビドラマのTwin Peaksにでてくる滝を見物したり、ビルゲイツらマイクロソフトの設立当時のメンバーと一緒に記念撮影。そして、Twin Peaksにでてくるチェリーパイのカフェレストランで昼食。勿論チェリーパイを口にした彼らはただ、やたら甘いだけのチェリーパイに随分閉口しながら、オークション終了までに帰ってきた。

オークションは恙無く終了し、各自それぞれ戦利品を清算しなければならないが、これが意外に時間がかかった。その間、われわれ日本人十数名は近くの日本料理店に足を伸ばした。ホテルのお決まりのメニューからこの日の夕食は解放され、舌鼓を打ちながら、例のチェリーパイなどに話が弾んだ。

もう十分清算はできている頃を見計らってオークション会場に行ってみると、コンピューターの不具合でどういうわけか小生が最後になるという。別段たいしたものは買っていないし、グロスでもニッポン物のベース1つ分にも満たない金額なのに、結局梱包を終えたのは夜10時近くだった。明日は小生が朝一番にプレゼンテーションを行う日である。プレゼンに必要なプロジェターやPC,そしてマイクなどの調整や準備はまだ全く何もしていない。その旨を担当者に伝えると明日の朝、開始時刻10分前にプロジェクターを会場に運び込むという。まさにぶっつけ本番。ハプニングやトラブルでどうなることやら・・・・・・





Next >>
当サイト掲載画像の無断使用を禁止します。
使用する場合は
sonix@old−noritake.sakura.ne.jpまで必ずご連絡ください。
(C)2001-2002 Japan Old Noritake Collector's Club. All Rights Reserved.

トップへ戻る